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ありがとうワールドカップ

44日間。ホントにあっという間の、すばらしい時間でした。

台風15号(9/8)、同じく19号(10/12)で疲弊した心と体にとって、明らかに体格の違う欧米列強に対し、清々しいほどに真っ向勝負する姿に、心から感動し、本当に勇気付けられ、何度も涙しました。心からお礼を言いたいですね。

何がこんなに感動したのか。まずは多様性+ONE TEAMであるように思います。

世界各地で移民問題や人種差別が顕在化し混迷が続く中、日本代表にも多くの外国の方がいて、当初違和感を覚えました。しかし彼らは一生一度の代表資格を日本で使い、まさに粉骨砕身、大きな感動を与えてくれました。そしてアパルトヘイトを乗り越え 黒人初のキャプテン率いる南アフリカが優勝したのです。

多様性は人種だけでなく、違う意見を持った人々という意味でもあり、それに真摯に立ち向かい、一つのチームにならなければ、実社会の様々な問題も解決することは難しいでしょう。

でももう一つ、より重要なことに気付かされました。

ボール3個も買ってもうた。。

 

彼らは試合中、まさに命がけで戦うものの、試合が終われば相手を敬い、お互いを讃える文化があります。多様性とONE TEAMを、更に一歩スケールアップさせ、その問題をより豊かに解決するためには、お互いが「謙虚」な姿勢であることが一番大事だということです。

とかく天狗になりがちなスポーツ選手にあって、テレビで見るいかついラガーマンが、一様に謙虚であること。これが最高に気持ち良かったんだと、気付かされたのです。マイナースポーツのアメフトをしていた高校の頃、このスポーツの良さを伝えたいと心から願い、雑誌の取材にド緊張していた姿を思い出します(笑)。

 

【謙虚】ひかえめでつつましやかなさま。自分の能力・地位などにおごることなく、素直な態度で人に接するさま(大辞林)。

 

自分(自国)の利益を最優先し、他人を蹴落としても欲望のままの行動こそ美徳とか、自分の意見を持つことと無節操な利己主義をはきちがえ、不愉快が蔓延する昨今ですが、誇りをもって謙虚であり続けたいと思わせてくれた素晴らしい時間でした。ありがとうワールドカップ!また来てね。

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