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オープンとクローズの加速

今年もあと数日。

自分なりに今年を振り返ると、オープンとクローズが加速した、その分岐点になる年だったのではないかと思っています。

TV番組では、YouTubeをそのまま利用した動物や世界のオモシロ動画、Yahoo!ニュースや検索ワードそのままのワイドショー、TV局の映像ではなく素人が現場を撮影した動画が流れたり、ブログの炎上や、LINEからの流出情報など、日常にネットサービスからの情報が一気にあふれ出たように思います。「情報」がネット主体の完全オープン型になったということです。

へぇ〜そうなんだ!と思うことがある反面、事実か作り物か分からない不愉快な状況が増えたり、悪意をもって使われたり、、、どちらかというと、疲れるなぁという情報の方が多かった気がします。知らなくていいこと、日常全く関係ないことでダメージを受けているなぁと。。

この源流がSNSなワケですが、逆にめっきり個人の投稿が減りました。あるのは何らかの意図(主に商売気)を含んだ情報が殆どで(笑)、やめる人も少なくないですが、不要な情報を削除し、自分に必要な情報に限って取得していく人が、圧倒的多数だと思います。つまりオープンになった情報を、クローズにカスタマイズする作業が同時に加速したワケです。

発信する側は、より多くの人が閲覧する可能性を求め、SNSやポータルサイトを使いますが、個人レベルでもそうした情報の淘汰が進んでいる事実からは、ただ発信するだけでは、誰も見向きもしなくなったことは明らかです。SNSやポータルは年々多彩な機能で便利そうに見えますが、多くは見せかけだけで使えない機能であり、莫大なユーザー数と圧倒的な情報発信力によって、ことの本質を隠してしまっていると痛感します。自分がそちら側に近かった過去からも、余計に感じるのかも知れません。

一番重要なのは個々人の発信力や人間性、伝えたいと思う意思そのものであり、その本質をより効果的にフォローするシンプルなツールが重要です。大海原に小舟で撒き餌をするのではなく、まずは小さくとも自分の漁場を見出し、小舟でも魚群探知機を持って漁に出ること。

すなわち個々人を理解してくれる、より近しい方々に向け、常連さん.comやLOCOMELといった簡便なツールを使って発信し、その輪が徐々に広がって行くことこそ、肝要であると確信できた一年でした。

日々刻々、世の中は変わりますが、確たる想いを胸に、これからの子ども達が日本の誇るべき風情や伝統、真摯に取組む人々の姿を継承して行けるように、来年も多くの方々との出会いや語らいを楽しみに、コツコツ歩んでいきたいと思います。

 

今年スタートした常連さん.comとLOCOMELは、おかげ様で14人のオーナー様にご利用いただくサービスとなりました。ここに至る過程において、本当に多くの方々から貴重なアドバイスやご紹介を賜りました。スタッフ一同、この場を借りて、心より御礼申し上げます。

そして来年もどうぞよろしくお願い致します。

それでは皆さん、どうぞ良いお年を!

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