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これじゃAIにやられますわ。。

常連さん.comやLOCOMELの飛び込み営業をしてますと、やはり最近の流行りはLINE@でのPRのようですね。緑のポップが鮮やかで、とても目につきます。いつものように、お店の方とお話ししていると、こんな回答を耳にしたのです。

「LINE@の運用は色々機能が多く難しいので、運用の代行会社に頼もうと思ってます」

運用の代行会社???

なにそれ?:電話でこちらの要望を伝えると、それに沿ったPRを打ってくれる

誰がやってるの?:LINE@を製作した会社から独立した人らしい

お金とるの?:もちろん。結構しますよ

全くITの知識がない職人さんが、販路を拡大する意味で運用代行会社にお願いするならまだしも、私が話を聞いた方は、原宿の明治通り沿いで路面店を開いていて、更にアルバイトではなく、店の責任者さん、いわば売ることに関するプロの方々でした。

より効果的なPRを目指して、営業(PR)の代行をお願いする。。。これってどうなんでしょう?大規模なPRをしたいと考えているお店は別として、地域に根ざしたお店こそ、どこで・いつ・なにを・どうすれば売れるのか、そうしたノウハウの蓄積こそ、お店の命なのではないでしょうか。だから日常に根ざした営業活動を欠かさないわけで、それでも、どんなに大型の広告を打ったとしても、急に降って湧いたように大儲けできるものではありません。時間も費用もかかります。そもそもそんな方程式があれば、誰でもやってるんです。

一方で提供する側のモラルも疑わざるを得ません。高機能にして使えないなら運用代行しますって、なんだか新手の詐欺みたいに思えませんか?一昔前に、ホームページを作ることがステータスだった時代、多くの小売店が法外の価格でも、こぞってネット屋に注文し、体裁だけ整えたホームページが乱立しました。お店が新規情報をアップしようとすると、訳の分からない単語を並べられ、法外な費用を請求されて。。。そんな不幸な時代を思い出します。彼らは同じ作戦で、また次の世代からムシり取ろうとしているのです(ここでのノウハウは蓄積されているようです)。

色々と行き詰まって、手っ取り早い解決方法と思ったのでしょうか?この一番重要なノウハウを、すべて代行会社のPCに集約され、そのケーススタディがAIのデータとなって蓄積される。。そのうち、AIに高い貢物をした企業だけが、AIに選ばれ、顧客誘導の対象になるのでしょう。それなら、店員さん要らんですね。。。これから子供に受け継いでいく社会が、こんなにも薄っぺらいものでいいんでしょうか?

試行錯誤を繰り返し、失敗を重ねながら蓄積した、多くの知恵やノウハウ。その信頼関係に紐付いた、重厚な応援団である常連さんこそ、お店の宝です。時代の変遷とともに進化を遂げながらも、そのDNAを後世に受け継いで行く。常連さん.comやLOCOMELは、こうした意識のある方々とともに、極めて簡単に活用できる道具として、歩み続けたいと思います。

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