22日(土)で、今年のSUNNY LOT(みそ作り・むすぱん・梅/ゆずジュース)が終わりました。最終日も多くの常連さんが沢山遊びにきてくださり、無事完売することができました。本当に多くの方々に支えられ、挑戦して良かったと心から思える一年となりました。心からの感謝の気持ちを込めて、忘れられない3つお話を紹介させていただきます。
◻︎近所の小さな常連さんのお話
「おじさん、これ描いてきたよ。使っていいからね」暑かった夏の盛りに、小さな常連さんが届けてくれました。愛情あふれる手書きのA4ポスターを店先に飾ると、道ゆく人々がそれを眺めて立ち止まります。みなさん目を細め、嬉しそうにニッコリと。
秋にはむすぱんのポスターも描いてくれました。どれだけ多くの方々の心をいやし、話のきっかけになったことか。言葉に言い尽くせない、感謝の気持ちでいっぱいです。小学校の街歩きで小さな常連さんが主体となり、子供たちからインタビューを受けたことも、本当に良い思い出になりました。
◻︎幼なじみの常連さんのお話
二人の息子の友達は、小・中問わず近所に大勢住んでいます。平日は学校の帰りに、そして土曜日にはお店番だったり、自転車で近所を巡回し大きな声で宣伝してくれたり、お味見には正直に直球をぶつけてくれたりと、本当に頼もしくありがたい大事な常連さんです。
中でも私がボソッと「風鈴があるといいなぁ」とつぶやくと、翌週には「これもらった風鈴だけどマンションじゃ鳴らせないから」といって、自前の短冊をつけて風鈴をもってきたり、宣伝用に旗を用意してくれたりする、幼稚園から幼なじみのアイディアマンがいます。
彼がくると、なんでも飛ぶように売れるという福の神様で、いつも変わらぬ朗らかな笑顔とビックリするような素敵なアイディアに、多くのヒントをもらい、何度も勇気付けられました。暑い日も雨の日も、本当に感謝しかありません。
◻︎アレルギーと向き合いながら夢に向かって走る常連さんの話
こちらも近所にお住いの方ですが、梅ジュースが大好きな常連さんで、いつもベンチに腰をかけて、梅ジュースを「あ〜おいしい!」と褒めてくれながら、色々お話ししてくれます。そこで知ったのは、大きくなってから、いきなり発生したアレルギーの話でした。
小麦もお米も大豆もダメな彼女は、無農薬・無添加で梅と砂糖だけの梅ジュースを、本当に嬉しそうに飲んでくれます。むすぱんは無理なので(小麦)、栗の渋皮煮をプレゼントしたり、またアレルギーで緊急入院した際は、梅シロップをお母様に託しました。
そんな彼女が、最終日の22日に梅ジュースを飲みにきてくれて、お手紙をくれたのです。心のこもった温かな文章と、SUNNY LOTが凝縮された素晴らしいイラスト。一緒にがんばってくれたパートナーと何度も読み返し、本当に嬉しくて嬉しくて。
お天道様のもと、体一つで商売する以上、夏の猛暑も冬の冷たい雨も、全てを受け入れざるを得ません。そこで何をしてんだ?と嘲笑されることも全く何も売れない日も、全てです。
それでも、自分の感じ方・心の持ちようで、小さな喜びは沢山あることを学びました。そしてその先に、今回紹介したような、本当に体がふるえる嬉しい奇跡の瞬間もあるのです。
今日はクリスマスイブ。心ひとつで嬉しい奇跡が起こる日です!
Merry Christmas !!